先輩紹介

石井 俊祐

赤道上空36,000kmに
ある衛星を監視・制御。
仕事の壮大さと、
責任の重さは格別です。

石井 俊祐
Shunsuke Ishii

profile

  • 現所属衛星管制センター
  • 最終学歴高等専門学校 電気工学科
  • 勤務年13年
  • 経歴平成14年4月 入社
    (衛星管制センター配属)
  • 担当業務RF(高周波)設備、
    アンテナ設備

衛星管制業務とは?

BS放送には、現在3機の静止衛星が使われています。静止衛星は、太陽風の影響や、太陽や月の引力などによって、軌道や姿勢が徐々に変わってしまいます。そこで、私たち放送衛星システム(B-SAT)ではご家庭のBSアンテナに電波が正しく届くよう衛星の姿勢を制御して、国際的に決められた軌道位置から外れないように計画的に軌道制御を行っています。衛星の運用には、管制設備やパラボラアンテナなどの地上設備も重要になり、装置が正しく稼働し続けるように運用、メンテナンスを行っています。

この業務に関する情報 >

石井 俊祐
1日の仕事の流れを
教えてください。

B-SAT川口衛星管制センターでは、「衛星管制業務」と「設備グループ業務」を担当しています。

「衛星管制業務」では、日勤と夜勤に分かれて24時間体制で衛星を監視・運用しています。日勤は9:30に出勤し、夜勤者から引き継ぎを受け、衛星や地上設備のチェックを毎朝行います。赤道上空36,000kmの宇宙空間にある衛星から送られてくる太陽電池の発生電力・機器温度・衛星姿勢などの数値をグラフ化し、衛星状態を想定しながら制御計画を立て、衛星を制御しています。衛星から送られる数値が注意を要する場合はアラームが鳴り、対応に追われることもあります。こうして18:00の退社時間まで、衛星の正常運用を支えています。17:00から翌10:00までの夜勤者も同様の作業を行います。

一方、「設備グループ業務」では、地上設備を保守・管理しています。アンテナや送信機などの高周波設備などの保守計画の立案や仕様書作成、業者折衝、工事立会いを行います。私はデスク補佐の役割を担っており、業務の進捗管理や計画立案、社内周知、工事進捗管理を行う管理職デスクを補佐し円滑に業務が進行するようつとめています。

石井 俊祐
仕事を通じて、
どのように成長
できましたか?

入社当時、衛星や無線については宇宙から信号を送っているという漠然とした知識しかありませんでした。初めは覚えることが多く苦労しましたが、英語で書かれた衛星マニュアルを読み無線資格の勉強を進めるなかで、少しずつ理解を深めてきました。今では、衛星管制業務ではチーフオペレーター(CO)として、2名のオペレーター(OP)の統括・指揮を行うポジションに従事しています。綿密に計算された制御プランに基づきOPに指示を出しますが、アラーム発生時にはどのように初動対応を行うかを判断する立場なので責任も重く緊張感を持って仕事をしています。

設備グループ業務では、先ほどお話しましたように、デスク補佐として、設備グループ全般の業務を担当しております。これは地上設備の送信機、アンテナ、電源、局舎などの担当を順番に経験することで幅広い知識が得られます。

この仕事は業務内容の理解を深めた分だけ、さまざまな経験を積んだ分だけ、仕事の幅が広がり、面白さが増えていく職場だと思います

今までで印象に
残っている出来事は
ありますか?

入社2年目に、衛星の姿勢が突然乱れ、放送に影響する深刻なトラブルが発生しました。この時はOPとして勤務していたのですが、何が衛星に起こったかわからず、COの指示で復旧作業を行いました。緊急対応する内容の意味がわからず悔しい思いをしました。この経験を通じて、衛星管制という仕事の責任の重さを痛感した次第です。
現在、衛星管制センターでは、このような様々な経験をもとに緊急時のマニュアルを整備し、トラブル発生を想定した訓練を毎月行うなど、万が一の場合の対応に万全を期しています。

石井 俊祐
B-SATは、どのような社風・魅力がありますか?

川口管制センターは役職や立場に関わらず、自由に意見を言い合える職場だと思います。たとえば、私は普段、主に地上設備の運用を行っていますが、不具合が見つかった場合は「私の考えはこうです。」と上司に改善計画を提案します。一人ひとりが意見を言いやすく、それが正しい意見であれば、上司も積極的に採用するので、多岐にわたる意見や広い視野で物事を考察でき、また一人で悩むことも少ない職場です。

会社には、どのような人が多いですか?

衛星管制センターの半数以上が20代~30代です。若いからこそ向上心も高く、お互いに切磋琢磨しながら成長しています。周りの成長と比較しやすいため、「負けていられない」という思いもひとしおです。

また、同年代の人が多いためスタッフ間の距離が近く、休みの日にはバーベキューやスポーツなどのイベントを企画することもあります。

働く中で、
どのような能力・姿勢が
求められますか?

無線設備の操作を行っているため、陸上無線技術士の資格取得は必須です。受験料や講習会などで会社も積極的にサポートしてくれます。また電源設備や局舎設備もあり電気や建築の知識、衛星にいたっては電子や物理など幅広い知識が求められています。

また衛星管制業務は、衛星が宇宙という遠い場所にある為、予期せぬ事態が起きることがあります。一方で、ボタンを1つ押し間違うだけでも、大きなトラブルに発展してしまうこともあります。緊急時は1分1秒を争う状況のなかで、迅速に正しい判断・作業をする必要があるので、私は常に平常心を心がけて対応するようにしています。

石井 俊祐 石井 俊祐
仕事が終わった後や、休日の
過ごし方を教えてください。

休日はフットサルや、ランニングをして体を動かしています。卒業した高専の後輩たちと年に1回OB戦でラグビーをする機会もあるのですが、思いきり相手にタックルして、1年間溜まったストレスを発散する瞬間は気持ちのよいものです(笑)。また職場の仲間で集まってフットサルを楽しむこともあります。

休みの日を充実させるため、夜勤明けは寄り道せずに帰って家でぐっすり寝て休日に疲れを残さないようにしています。プライベートもメリハリが大事です。

就職活動中の学生の皆さんに
メッセージをお願いします。

10年後の自分のことを思い描き、しっかりとした目標をもって取り組むことが大切だと思います。目標が明確になるほど、人は意欲が高まり、やる気があふれ出てくるものです。B-SATでも、「自分に仕事を任せてください」と言える意欲的な人ほど活躍しています。理想の未来に近づけるよう、まずは10年後をイメージしてみてください。

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