アップリンクセンター 技術管理 M・M 最終学歴:大学 理学部
子どもの頃から宇宙に興味を抱いていて、もっと知りたいという思いから、大学では宇宙物理・気象学科を専攻しました。学生の間にいろいろなことを見たり聞いたりするのが大事だと思っていたので、専門外の講義も上限まで受講。授業を聞いているのが単純に面白かったということもあり、できるだけ空きコマを作らず、丸一日大学にいました。休日は、家で課題や試験の勉強をしていることが多かったですが、長期の休みには、海外旅行にも行っていました。
B-SATに入社したのは、大学で学んだ宇宙や気象の知識を生かせると思ったからです。また、インターンシップで会社に訪問した際、社員同士の温かい雰囲気や距離感の近さを感じ、居心地の良い職場だと思ったことも入社した理由の一つです。
B-SATの面接では、とても楽しくお話をさせていただきました。特に印象的だったのが、エントリーシートの趣味欄に書いた好きな芸術家について、わざわざ調べて話題にしてくださったことです。ここまで一人ひとりと向き合って選考しているのかと驚きましたし、うれしかったです。また、入社までの間にも度々連絡をくださり、優しく、手厚く対応していただいたこともありがたかったです。
私はアップリンクセンターに所属し、認定基幹放送事業者から送られてきた放送番組信号を電波に変えて、放送衛星に送信するアップリンク業務を行っています。
降雨により電波が弱まる時は、送信所を切り替える必要があります。雨が降ったりアンテナの方向に雲がかかったりすると、電波が放送衛星に届きにくくなるためです。雨の降る方向によっても電波への影響が変わるので、常に緊張感を持って業務に当たっています。
BS放送は生活を支えるインフラの一つ。ボタンを一つ押し間違えるだけでも人々の生活に影響してしまう、責任の大きな仕事です。突然の雨や設備のトラブルなど、いつ、どこで、何が起こるかわかりません。今後も今までになかった気候変動など、誰も予期できない事態へ対応が求められるはずです。だからこそ、学びに終わりがない。B-SATには過去のトラブルの記録が蓄積されているので、それを読んで経験不足を補うことも大切にしています。
入社前は、アップリンクセンターの仕事は降雨時の対応など運用業務が多くを占めていると思っていました。しかし実際は、設備の保守、整備、点検業務の割合が想像以上に高く驚かされました。アップリンクセンターには非常に多くの機器があり、放送インフラを支えるためにはそれらを常に稼働できる状態に保たなければならず、障害が発生した際には適切に対処しなければなりません。入社して半年が経った頃から、一部の障害対応も任せてもらっていますが、まだまだ知識や経験が足りません。先輩方に優しく教えてもらいながら、独り立ちを目指して学び続けています。
休日は家事をしたり、部屋を片付けたりして、家でゆっくり過ごすことが多いです。常に緊張感が求められる仕事なので、気づかぬうちに疲れが溜まっているようで、休みの日はよく寝られます。
アップリンクセンターの勤務はシフト制なので、平日休みの時はお店がすいていて快適です。買い物や美術館に行ったり、母が遊びに来て一緒に出かけたりすることもあります。また、B-SATは長期休暇を取りやすいので、世の中がもう少し落ち着いたら、海外旅行にも行きたいです。
設備についての知識、運用の経験を増やし、遭遇したことのないトラブルにも的確に対応できるようになっていたいです。頼りになる先輩方のように、5年後にはリーダーとして、後輩を引っ張っていける存在にならないといけないと思っています。
また、仕事に対する緊張感は変わらず持ち続け、いつでも、どんな状況でも、BS放送を継続して届けるという使命を全うしたいです。