ジュネーブ出張番外編のその３です。帰ってくるのもひと苦労というバタバタをお伝えします。

会議が無事に終わりいよいよというか、とうとうというかジュネーブを離れて帰国する日が来ました。パリ行きの便が30分ほど遅れて出発しシャルル・ド・ゴール空港に到着しました。夕方までパリ市内を観光しようと空港駅に向かったらマシンガンを持った警備員が通せんぼをしています。どうやら安全上の理由で駅が閉鎖されたよう。怪しげな通報でもあったのかな？とりあえず空港のレストランでお昼ごはん。昼からワインを飲んで良い気分です。会議が終わると緩みますね。

1時間ほどして、もう大丈夫だろうと空港駅に向かいました。市内まで電車で30分ほど。雨のジュネーブとは違いパリは良い天気。とりあえず凱旋門を遠目に眺めて、ノートルダム大聖堂を見てぶらぶらと市内を歩き回りました。

日もかげってきたので空港に戻り、時刻表で成田行きの欄を見るとpostponeの文字が・・・。
成田行きのチェックインカウンターを探したのですが、カウンターがたくさんありすぎて分からない・・・。

空港の係員に聞いたら「その便は、キャンセルされました。カウンター3番に行って詳しいことを聞いてください」

“えっ？！”

係員に指示されたカウンターに行ったらあきらめ顔した人の長い列。どうやら東海と関東地方を直撃した台風17号の影響で飛行機が飛ばないようです。列はなかなか前に進まずカウンターにたどりつくまで1時間30分かかりました。

「今晩はこのホテルに泊まってください。成田行きは明日午前11時50分発になりますので、朝9時にこのカウンターに来てください」
ぐったりして言われるがまま航空会社が用意したホテルに転がり込んで1泊。何はともあれ食事がついていてよかった。　K.H.
（⇒その４へ続く）