B-SATブログ

B-SATブログ

2013/12/25

小笠原 番外編  2013.12.25

11月末から12月初めにかけて「受信モニター局」開局のために小笠原諸島父島に出張しました。
当ホームページの「B-SATトピックス」でもこの報告を掲載していますが、このブログでは仕事以外のことを書いてみます。

まずは、オガサワラオオコウモリのペレットです。
このコウモリは果実などを口に入れると、液体分だけを吸い取って残りを吐き出すそうです。右の写真の一番左が”無傷”の果実、一番右がちょっとかじられたもの。そして真中がペレットと言われる”食べかす”です。出張に一緒に行った、生物や植物に非常に詳しい先輩が宿舎近くの公園の木の下に落ちているものを拾って解説してくれました。

131225_01

次はウグイスです。上記の先輩と仕事前の早朝に近くの林を散歩した時のことです。ウグイスの鳴き声を聞いてごらんというので、聞いてみると、私のイメージにある「ホーホケキョ」とちょっと違うんです。「ホーケキョ」とか、ひどいのになると「ケキョ」だけとか、まともに「ホーホケキョ」と聞こえることがほとんどありません。その先輩曰く「人間にも方言があるのだから鳥にもあるのかなー」。
また、その先輩が「チュチュ、チュチュ」と鳴き声の真似をすると、興味からか、縄張り防衛のためか近くに姿を現し、けっこう長い時間私たちを観察していました。そのとき撮影した写真です。

131225_02

そして、最後の写真は「おがさわら丸」出港時の恒例の見送りシーン。
父島の旅館やダイビングスクールなどの人たちが船で並走して見送ってくれます。見送りの最後に船から海に飛び込むパフォーマンスをしてくれることを知っていましたが、いくら小笠原が東京の南方1000キロにあるとはいえ、12月でしかも雨でかなり寒い。今日は飛び込みはないだろうと思っていたら、なんと、ほとんどの船から飛び込んでくれました!思わず涙が出るほど感動しました。船で25時間かけないと行けませんが、今度はプライベートで行きたいと思った次第です。
(M.S.)

131225_03

HOME B-SATブログ 小笠原 番外編  2013.12.25