B-SATブログ

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2013/11/21

ジュネーブの治安  2013.11.21

10月上旬にスイスのジュネーブに出張して、ITUのWP-4A会合に出席しました。

今回も毎日10時間、日曜午後にも会議ありの日程でした。

会議の中味は横に置いといて、ジュネーブの街の雰囲気というか治安の様子が変わっていたので注目してみました。

国同士の取り決めのひとつに「シェンゲン協定」というものがあります。
ヨーロッパの20か国以上が参加している協定で、参加国同士はパスポートなしでお互いの国を行き来できます。スイスも2008年に協定に参加しましたのでパスポートを持っていかなくても国境を通れるようになりました。

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下写真はジュネーブ郊外にあるサレーブ山に訪れたときに通ったフランス国境の検問所です。建物は残っていますが閉鎖されているようで係官は誰もいませんしパスポートを調べられることもありません。

人の行き来が簡単にできるようになると、いわゆる”悪い人”も簡単に入ってきます。スリやら盗みやらを働いてお隣の国に逃げてしまうなんてことが起こるようになりました。

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治安が悪いようでは国際観光都市として成り立ちませんので、
ジュネーブ市は対策に力を入れたようです。

これまでなかったことですが、駅前のバス乗り場やショッピングモール前の通りなど人の集まりそうな場所を”POLICE”のジャンバーを着た警官がひんぱんに巡回していましたし、空港と市内をスイス国鉄で往復したのですが、行きも帰りも10分ほどの乗車時間の間に検札があって不正乗車を調べていました。

これからも地道に取り組んでもらい、より安心できる街であり続けて欲しいです。
(K.H.)

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