B-SATトピックス

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2026/03/02
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Ka and Broadband Space Communications ConferenceにてBSS受信アンテナの放射特性に関する研究成果を発表!

総合企画室の辻 蒼ーが、イタリアのトリノで開催されたKa・ブロードバンド衛星通信に関する国際会議である第31回Ka and Broadband Space Communications Conferenceにおいて、「MEASUREMENT OF TRI-DIMENSIONAL RADIATION PATTERN OF CONSUMER BSS RECEIVING ANTENNAS USED IN JAPAN AND EUROPE(日本および欧州で使用される家庭用BSS受信アンテナの三次元放射パターン測定」)と題して、発表しました。

本発表の背景は、近年,急速にサービスを拡大している非静止衛星non-GSOシステムが利用する周波数帯域において,BS放送のダウンリンクと同じ帯域である12GHz帯も含まれている場合があり、non-GSOからの電波発射方向及び送信電力によっては,BS放送への干渉が懸念されます。

本発表では、非静止衛星からBS放送への干渉計算に用いるパラメータの一つである家庭用BS受信アンテナの三次元放射パターン(静止軌道以外の方向も含む)を測定し、放射パターンの技術基準であるITU-R勧告BO.1443との比較及び考察を行いました。また、日本および欧州で市販されている複数のアンテナを対象にサイドローブ特性やアンテナ設計による影響の分析結果など、技術基準値の適合性の検討に資する知見を提供しました。

この会議は衛星通信分野の最先端技術を開発・推進する専門家が集う場であり、本発表は当社のBS用受信アンテナ放射パターンの測定・評価技術力を示すものとなりました。また、ITU-R WP4A会合でのITU-R勧告BO.1443改訂の議論に関わる組織も参加していることから、この勧告の現在の技術基準値が市販BSアンテナの測定値と適合しており、更なる厳格化は不適切であることもアピールすることができました。今後も、ITU-R WP4A会合での議論に注視し、BS放送の安定運用のために対応を進めてまいります。

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