ホーム > 放送衛星を知ろう : アップリンクセンターの紹介

BSデジタル放送用アップリンク設備はNHKとB-SATで共同建設され、平成12年秋に完成し、同12月のBSデジタル放送開始から運用に入っています。
アップリンクセンターでは認定基幹放送事業者から光ファイバーでトランスポートストリーム(TS)信号を受け取り衛星のチャンネル単位で合成し、放送衛星BSAT-2a、2c、BSAT-3a、3b、3cに向けてアップリンク(放送伝送)を行っています。
また、アップリンクセンターで認定基幹放送事業者各局から受け取った個別の番組表データを一つの番組表情報としてとりまとめ、再度各認定基幹放送事業者に送り返す全局EPG(電子番組表)用SI集配信システムも運用しています。
アップリンクセンターは、各認定基幹放送事業者から光ファイバー回線を使用して、TSで番号信号を受け取ります。
アップリンクセンターの設備は信号や設備に異常が発生すると自動的に系統を切り替える冗長構成を採っており設備障害による放送への影響を最小限にとどめるようになっています。
各チャンネルの電波や設備の各ポイントの入・出力等を24時間監視することで安定運用に万全を期しています。
また、地球局から衛星への電波の強さは降雨により弱められる性質をもっています。 そのため送信所を、距離の離れた場所2か所(主局と副局)設備し、雨によりアップリンクに支障をきたす状況になった時には、送信局を切り替えるサイトダイバーシティ方式を採用しています。 送信所(サイト)切替は。衛星での電波到着レベルや降雨量、気象情報から運用者が総合的に判断します。
EPG(Electronic Program Guide:電子番組表)は、BSデジタル放送のどの局の放送を受けていても他局の番組表を見ることができるシステムです。
このシステムでは、各認定基幹放送事業者から自局の番組配列情報(自局SI:Service Information)を専用線で受信し、アップリンクセンターで各局の情報をまとめて全局分の番組情報(全局SI)としたものを各局に送り返し、各認定基幹放送事業者で放送番組信号とともにTSに変換された後、アップリンクセンターに送られます。
各機器の巡回点検をはじめとした予防保全に努めていますが、万が一設備異常が発生した際は電波の確保を第一とし、迅速な対応および認定基幹放送事業者・メーカーとの対応を行います。また、全局EPG用SI集配信設備は無人運用ですが、異常時には運用者が対応します。